主 now The きく♥みみ&たび 2006年08月

7 【迷い猫の小雪】

ブラッキーと別れて、坂中の塒(ねぐら)へ戻った白玉は、
母猫と話をしている見知らぬ雌猫に気がつきました。
白玉のように白っぽい短毛の猫です。


「母さん、ただいま。
  お客様?・・いらっしゃいませ」

白玉が挨拶をすると、白猫も頭を下げました。

「はじめまして・・私は小雪と申します」

小雪と名乗った猫は、白玉より大人猫のようでした。

白玉の母猫が、困った顔をして言いました。

「小雪さんはねぇ、カワレ猫だそうよ。
  人間様の家から飛び出して、ケンカ猫に追われて、
  あてもなく逃げ回り、疲れて、そこの軒下に隠れたのさ。
  ここらは私らの塒(ねぐら)だからね、追い払ったよ」

小雪 「助かりました・・ありがとうございます」

白玉 「あらまぁ・・そうだったの。
     小雪さん、お家はどこ?」

小雪 「それが・・解らないのです」

白玉 「え?解らないって?」

小雪 「私は・・どこから来たのか覚えてないのです」

白玉は、母猫と顔を見合わせました。

母猫 「暫く、ここに居ていいって言ったよ。
     いいだろ?白玉」

白玉 「私はかまわないけど・・
     小雪さん・・顔色が悪いわねぇ。大丈夫?」

小雪 「何も食べずに、3日間歩きました。
     お腹がすいて・・」

白玉と母猫は、再び顔を見合わせました。

母猫 「私らなんざ、2日3日、飲まず食わずは当たり前。
     そうそうハラは空かないようになっちまうもんで。
     だけど、空きっ腹に慣れない小雪さんは辛いだろうねぇ。
     白玉、小雪さんを連れて何か探しに行ってくれないかねぇ」

白玉は塒に帰ってきたばかりで、少し眠りたいと思いました。

白玉 「今から商店街へ行くの?
     お母さんが、小雪さんと行けばいいじゃない。
     私だって、今日は何も食べてないの。
     夜が明けてからならいいけど。
     私、疲れちゃったの。少し眠りたいの」

小雪 「白玉さん、私のことは気にしないで。
     どうぞ休んで下さい。      
     夜が明けたら、お付き合い下さい。お願いします」

白玉は、竹笛を足元に置いて、母猫の隣に寄り添うようにして寝てしまいました。
母猫も、いつのまにか寝てしまいました。

夜が明けて、白玉親子猫が目を覚ました時、
小雪の姿はありませんでした。

白玉 「小雪さん、自分の家を思い出したのかしら?」

母猫 「どうしたのかねぇ・・
     お腹がすいて堪らなかったのだろうかね。
     カワレだから、こんな所じゃ、落ち着かなかったかねぇ。
     私らも、朝ご飯を探しに行こうか、白玉」
     
白玉 「うん」

白玉は、ちょっとだけ・・小雪にすまなかったと思いました。
(小雪さん、ちゃんと食べ物にありつけたらいいけど)

そう思いながら、足元にあった竹笛を取って、
何気に息を吹きかけました。
すると・・フッとかすかに音が出ました。

(あら、音が!)

もう一度、ためしに吹いてみると・・
しかし、今度は出ませんでした。


白玉の笛
-次回へ続きます-

※我が家の小雪も無事でありますように。


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今夜から再開・・

皆さん、こんにちは。駒吉です。

ようやっと朝晩、涼しくなってきましたね。
相変わらず逃亡猫は見つかりませんが、
物語の続きを再開します。

<物書きがビジネスじゃなくて良かったですね。
 しっかり探して下さい。
 白玉の続きを楽しみしています>

という辛辣な励ましのメールを下さった方に感謝します。
全く、その通りで(^^ゞ

しかしながら、逃亡猫(小雪)を無視して書くこともできず、
この際、彼女を話の中に入れてしまおうと思いました。

今夜から再開します予定です(^^ゞ

白玉の笛

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6 【白玉と黒猫ブラッキー】

白玉は、母猫の待つ坂中の塒へ向かいました。
あたりはすっかり、日が暮れていました。
と、そこへ空の方から声がしました。

「やぁ、白玉。こんばんは」

見上げると、大きな屋敷の屋根の上から、
1匹の黒猫が白玉を見ていました。

「あら、ブラッキー、そんなとこで何をしてるの?
 ここは、ペルシャ猫シャイお嬢様の家でしょう?」

「考え事さ。
 僕は、ここが部屋より好きな場所なんだ。
 白玉も、ここに来ないか」

ブラッキーと呼ばれた猫は、
この屋敷の隣のマンションに住んでいるカワレ猫でしたが、
頻繁に部屋から脱走していました。
今では、集会にも必ず顔を出すハンノラ猫となって、
ノラ猫たちとも親しくしていました。
とても賢くて、正義感の強いオス猫です。
 
「ブラッキー、何を考えていたの?
 私は今ね、トミ爺さんの所へ行って来たの。
 これを頂いてきたわ」

「竹笛だね。てことは、やっぱり笛吹き猫になるってこと?」

「いいえ。まだ決めていないわ」

白玉は、屋敷の中へ入って、
屋根へと続く大きな柿の木に登って、
ブラッキーのそばまで行きました。

「これねぇ、トミ爺さんが吹くと音が出るのに、
 私が吹くと音が出ないの。
 ブラッキー、吹いてみて?」

白玉は、篠竹をブラッキーに渡しました。

ブラッキーが息を吹きかけると・・
ぴゅるるる~と、可愛らしい音がしました。
白玉は慌てました。

「あら!どうして?」

白玉が吹くと、やはり音がしません。

「ブラッキー、何か願い事をした?」

「願い事?特にしてないよ」

「じゃあ、何を考えていたの?」

「僕の部屋の下に、仲間がいる。
 まだ会ったことはないけどね。
 ベランダにトイレが置いてあるんだ。
 友達になりたいな、って思っている。
 それと、僕の子猫たちが幸せになれって。
 そんなことを考えていたよ」

「仲間がいる?
 そう・・でも、そのカワレ猫に、
 ブラッキーが見えるかしら?」

ブラッキーは苦笑しながら言いました。

「見えるといいな・・って願ったよ。
 見えるさ。キミだって僕が見えるのだから。
 僕らがね・・全員、見えたらいいなって。
 キミの笛の音もね・・
 その友達に聴かせたい」

ブラッキーは遠くに見える森を見つめながら、
言いました。

「私がブラッキーに気づくのは」

そこまで言うと、白玉は哀しくなり、

「そうね。聴かせてあげたいわね」

思わずそんな返事をしていました。

「黒猫のあなたに吹けて、
 白猫の私が吹けないなんてハジだわ。
 時々、ここで練習させてもらうわね。
 どんなに大きな音がしても、
 人間様には聴こえないものね」

「うん。キミは笛を習えよ。
 僕は、見知らぬ仲間に夢を見せる!」

二匹の猫は、約束を交わしたかのように、
お互いに顔を見合って微笑みました。


白玉の笛
-次回へ続きます-

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今夜から続きをば・・

皆様、こんにちは!駒吉です。
お盆休みは、ゆっくり過ごせましたか?
私はまぁまぁゆっくりしましたよ(^^ゞ

今夜から<白玉の笛>の続きをUPします。
どうぞお楽しみに。

白玉の笛


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5 【篠笛の音】

白玉は驚いて、自分もひとつ手にとって吹いてみました。
しかし、ふぅふぅという白玉の吐く息の音しかしません。
音を変える小さな穴も、開きません。

白玉 「お爺さんの吹いた、
     その竹でやってみます!」

トミ爺 「ほれ、どうぞ」

しかし、それも、ふぅふぅという白玉の吐く息の音しかしません。
ただの細く短い竹筒のままです。

白玉 「おかしいわ・・」

トミ爺 「おかしいの」

トミ爺は、置いてある別の竹を吹きました。
すると、またもや、ふぁぁ~と、
今度はもっと綺麗な音が出ました。

白玉 「どういうことです?
     お爺さんが吹くと音がするなんて!」

トミ爺は、笑みを浮かべながら言いました。

トミ爺 「まぁ、白玉さん、ひとつ持っていきなされ。
     笛の音は、ある時、突然出るようになる。
     わしが教えることじゃない。
     自分で知ることなんじゃよ」

白玉 「お爺さんたら、いじわるですね。
     私は、好きで笛を担当するわけじゃないんですよ。
     会長さんに頼まれたからです。
     それに、集会のためでもあると言われました。
     みんなのために吹こうとしているのに。
     教えてくれないのですか?」

トミ爺 「教えたくても、教える術がないのじゃ」

白玉 「いま、お爺さんが吹いたら音がしました。
     その吹き方ですよ」

トミ爺 「吹き方ではナイんじゃ」

白玉 「え?」

トミ爺 「何かを願うのじゃよ・・願い事をするのじゃ」

白玉 「どんな?お爺さんは今、
     どんな願い事をしたのですか?」

トミ爺 「白玉さんがの、今度の集会までに、
     上手に笛が吹けるようにとな、そう願ったのじゃ」

トミ爺はニッコリしました。

白玉 「今度の集会ですって?
     今度の満月までに?
     そんな簡単にいくものですか。
     私はまだ、笛吹きになるなんて決めていません。
     もういいです。
     あとでお返しすることになりますが、
     これは1本、お借りします!」

白玉は、長老猫にからかわれているような気持ちになり、
トミ爺の吹いた短い竹筒を握りしめると、お礼も言わずに、
坂中へ帰りました。

トミ爺は、穏やかな笑みを浮かべて、
白玉の後ろ姿を見送っていました。

白玉の笛
-次回へ続きます-


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4 【篠竹】

トミ爺 「わしがこの町に来た頃、
     坂中は、田畑に囲まれておった。

     にょめごと森には、沼というか、池というか・・
     大きな水溜りが幾つもあった。
     その沼の周りには、いろんなモノが生えていた。
     そのなかに、笛になる細い竹も生えていたのじゃ」

人間は、その竹を篠竹(しのだけ)と呼んでいました。※

トミ爺 「沼はいつのまにか乾いて消えた。
     細い竹も生えなくなってしまった」

白玉 「トミ吉爺さん?」

トミ爺 「なんじゃ?」

白玉 「つまり、笛になる竹は、今はもう、
    手に入らないってことですね?
    ということは・・当然、」

トミ爺 「まだ話の途中じゃ。
     白玉さんよ、焦るのではない」

白玉 「私は、日が暮れる前に帰りたいのです。
    昔話のコシを折るようでスミマセンが。
    このあたりで、私は余所者です。
    帰り道に、危ない目に会いたくないのです」

トミ爺 「白玉さん、
     猫が夜を怖がってどうする。 
     それでは、笛は吹けんがの」

白玉 「え?どういう意味ですか?」

トミ爺 「笛になる竹、それは、ここにもある!」

白玉 「なら早く下さい。どこにありますか?」

トミ爺 「ほれ・・あそこに。あれがそうじゃ」

トミ爺は、納屋の奥を指して言いました。

トミ爺 「あそこに、人が使った竹の残りがある。
     短い切れ端が散らばっておる。
     笛になる竹じゃ。持って行きなさい」

白玉は、納屋の奥に行き、短い竹を何本か拾って、
トミ爺の前に置きました。

白玉 「どれが一番美しい音が出るのですか?」

トミ爺 「どれも使えるじゃろ」

白玉 「どうやって吹くのですか?」

トミ爺は、白玉の置いた篠竹を1つとって、
横笛吹きのように構え、ふっと息をかけました。

するとどうでしょう!

風が竹の節めを通り抜けたような、ふぁ~っと、涼しげな音が!
そして、竹筒の横には小さな穴が、3つ開いたように見えました。

  

-次回へ続きます-

※篠竹=しのちく、すずたけ、ささたけ、とも言います。

短編のつもりですが・・
楽しみながら、タラタラと引っ張って書いてます(^^)
宜しくお付き合い下さい。  

白玉の笛
-次回へ続きます-


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3 【白玉、トミ爺と会う】

白玉は、坂の上(坂上)にある長老猫、
トミ吉爺さんの家へ向かいました。

白玉のテリトリーは、町の坂中(坂の真ん中)でした。
坂上の猫たちの縄張りに入ると、耳を倒して歩きました。

そうです、自分の縄張りでない所で、耳を立て、
おすまし顔で歩いていては、危険なのです。
 ※-命のアンテナ -猫の耳-に猫の耳のウンチク

<腹を見せても耳守れ・・>

白玉も、母猫から聞いた教えを思い出し、
耳を伏せて歩きました。

耳を倒して歩いている猫を不意打ちするのは、
猫たちの掟で禁じられていました。
絶対に、襲ってはいけない決まりです。
なかには、掟破りの不良猫もいましたが。

白玉は、人間とすれ違う時も、
耳を倒してそろそろと歩きました。 

さて、どこからか、白玉の姿を見つけた野良猫が、
声をかけてきました。

「白玉さんですね?どちらへ行くので?」

白玉は驚いて、声のする方を見ました。
さっそく、坂上の野良猫に出くわしたのです。

「私を知っているのですか?」

「知ってますよ。
 坂中の白玉さんでしょ。
 この間の集会の時に、会長さんが言ってましたね。
 あなたを横笛の担当にしたいと。
 あなたは照れて下を向いていましたが、
 みんなはあなたに注目していましたよ」

「まぁ。そうでしたか。
 実は、長老猫のトミ吉爺さんの家に行きたいのです。
 その、横笛のことで、お話を聞きたいと思って」

「なら、そこまで案内します。
 どうぞ、耳を上げて下さいな」

野良猫は、自分の後に付いて来いと合図をしたあと、
路地に入り、日陰の涼しい道を選びながら、
長老猫の家まで案内してくれました。

白玉がお礼を言うと、野良猫はそのまま帰って行きました。

「こんにちは~ トミ吉爺さん~、いますか~。
 こんにちは~ 白玉と申します~。
 こんにちは~ いますか~」

白玉は小声で、挨拶をしながら、
長老猫の住む家の周りを歩きました。
 
納屋の方から「なんじゃ?」という声がしました。
見ると、1匹のこげ茶色の猫が伸び伸びになって、
ねそべっていました。

「こんにちは、トミ吉爺さん。
 私は白玉と申します・・」

「白玉・・、ああ、笛吹きになった娘さんかの?
 まぁ、ここに来て涼みなさい」

長老猫も頭をあげ、ニコニコしながら言いました。
さっそく、白玉は尋ねました。

 「私は、とても困っています。
  どうやって細い竹を手に入れて、
  どうしたら吹けるようになるのか、
  お爺さん、教えて下さい」

長老猫、トミ爺は頷いて、しゃんと起き上がりました。

「白玉さん、残念ながら・・
 もう、あの、にょめごと森には、
 どこを探しても、細い竹はないのじゃ。
 横笛になる竹は、消えてしまったのじゃよ」

それから、長老猫のトミ吉爺さんは、
遠い記憶を思い出すかのように、語り始めました。

-次回へ続きます-
※この物語は、(何かと重ねて)かなり楽しみながら書いてます。
 タラタラと引っ張っていきますが・・宜しくお付き合い下さい。

白玉の笛
-次回へ続きます-

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命のアンテナ -猫の耳-

白玉は、坂の上(坂上)にある長老猫、
トミ吉爺さんの家へ向かいました。

白玉のテリトリーは、町の坂中(坂の真ん中)でした。
坂上の猫たちの縄張りに入ると、耳を倒して歩きました。

-------------

と・・ここまで書いて・・
ふと思い浮かんだコトがありました!
なので、急きょ、余談を書きますね!

---ここで余談ですが---
---<半信半疑な耳話?>---

猫が耳を倒している時は、不安と緊張と無抵抗を意味します。
あるいは、負けを認めて降参した時でしょう。
<攻撃しないで下さい>という逃げの合図です。
 
猫が、耳を倒して、なおかつ威嚇している時は、
<私を襲うなら、私も耳懸け(命懸け)で戦おう!>という時。
これは、単なるジャレ合いでは済みませんよ、という意味です。

なんせ、猫たちが耳を倒すというのは、耳を守るためでもあり、
猫の耳とは・・命の次に守るべきところ、急所ですからね。

猫たちは、耳さえ丈夫なら、仮に目が見えなくなっても、
生きていけると言われています。
猫の耳の聴力は、犬をも超えているそうです。

人間には聴こえない音(超音波)が、猫には聴き取れます。
計り知れない?ほどの聴力を持つ生物が、こんな身近にいるなんて!
怖い!素晴らしい!(それはともかく)
猫の耳は、命を守るアンテナなのですね。 

猫の急所は、喉や腹、あるいはシッポとか言われていますが、
どんなに気を許した相手でも、触れさせない部分、耳!
それが本当の急所でしょう。そう思いませんか?(^^)

仲良しの猫たちは、信頼をこめて耳を舐めあったりしますが、
カワレ猫が、人間に耳をいじられても抵抗しなかったら、
それこそ・・篤い信頼で、気を許した証拠とも言えますよ(笑)

もし、お宅の猫が、耳を触らせてくれるなら、
自分は猫だという自覚や意識がないくらい、
人間と密着してしまった証拠でしょう。
そういう猫は、外では絶対暮らせませんから、
飼い育てることを放棄しないで下さいね。

耳、触られるの、嫌がってこそ、猫なのです!(と力説)

ですから、猫同士のケンカでは、まず・・耳を狙いますね。
相手の耳に噛み付こうとします。
耳をカジラレタ猫は、耳を守れなかったことで気弱になります。

野良猫のボスが、ボスになるまで、
何匹のオス猫の耳をカジッタことでしょうか。(と、想像)

子猫同士が、遊びで咬み合う場合もありますが、
これは、いつの間にか本気になってしまい、
この遊びのなかで、兄弟猫の強弱順位が決まったりします。
(長年、多頭で暮らしたせいか、成果が。読めてきた部分です)

---以上
 <なるほど?程度に読み流して下さい>
           ・・てか(^^ゞ---

物語の続きは、あとでUPします!
ご意見ご感想、お気軽にどうぞ!
耳じゃないやろ?と思う感想もどうぞ(爆)

白玉の笛の<目次はこちら>


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2 【白猫伝説】

さて、簡単には音が出ないという横笛、
その横笛の担当になる猫とは・・

昔から、こんな条件がありました。
野良猫から産まれた白色の猫に限る、ということ。

シミひとつない、純白な猫。
しかも、ハンノラではなく、生粋のノラ猫育ち。

猫たちは、流れる白い雲のような毛並みの、
大空に舞う白い雲の化身のような白猫を
良い猫神の使いだと信じていました。

けれども年々、にょめごと森に集まるノラの白猫は、
減っていました。
ハンノラの白猫はいましたけど。
ハンノラとは、帰る家があること。
生粋の野良猫ではありません。

純白の子猫は、人間様に好かれました。
ノラでも、子猫のうちに人間様と出会うと、拾われてしまい、
カワレや、ハンノラ生活になってしまうのです。 

ですから、白いノラ猫は、幸せになれる猫、
幸せになれる猫の吹く笛の音は、幸福をもたらす音、
集会に集まった猫たちは、そう信じて希望を持ち、
にょめごと森での演奏会を聴いていました。

ある年の春に、ノラのキジトラの母猫が、
白地に灰色の水玉模様の娘猫を産みました。

しらたま、白玉と名づけられました。

生まれて半年を過ぎる頃、
白玉の灰色の玉模様は、
ほとんど目立たなくなりました。
見た目は、白猫になったのです。

ある日の森の集会で、白玉は横笛担当に抜擢されてしまいました。
それまで横笛吹きの白猫が、カワレ猫になってしまったからです。
カワレ猫になってしまったら、もう簡単に集会には出られません。

白玉は困ってしまい、最初は辞退しました。

会長猫 「しかし、そうなると横笛吹きがいなくなり、
      横笛のない演奏会では、集まった皆さんも、
      ガッカリするでしょうなぁ。
      なんせ横笛がナイとなると、
      月夜の晩に見る夢もかなわんでしょうからなぁ。
      ますます、集会に来る猫たちも減ることでしょう。
      そうなると・・私らの決まりごとが伝わらない。
      伝わらないとなると、まぁ、掟破りも出て来る。
      ハンノラ達はいいが、ノラ達は喧嘩が絶えない。
      困ったことになりますぞ。 
      どうか、引き受けて下さらないか、白玉さん!」

白玉 「でも・・
     私は、横笛も持っていませんし、吹けません!」

会長猫 「横笛は、自分で見つけるのだそうで。
      細い竹の切れ端ですがね、
      そのあたりのことは、私も解らなくて。
      長老猫の、トミ吉爺さんなら知っていますな。
      ひとつ尋ねてみては、下さらないか。
      どうか、頼みますよ、白玉さん!」

白玉 「自分で見つける?
     笛を自分で作る?」

会長猫は、うなじを掻き掻き、深々と頭を下げ、
白玉の返事を待たずに去っていきました。

(トミ吉爺さんに?・・)

白玉は、坂上に住むハンノラの長老猫を尋ねることにしました。

-次回へ続きます-

白玉の笛
-次回へ続きます-

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1【にょめごと森のある町で】

ご存知ですか?

月夜の晩に、外猫たちが集まって、
モメゴトを話し合う森があること。

猫たちは、その森をにょめごと森と呼んでいました。

そもそも、にょめごと森って、どこにあるのでしょうか?
にょめごと森、それは、町のなかに生き残った森林公園。

住宅地に囲まれたなかに、ポッカリ浮かんだ島のような森。
昼間は人々の憩いの場所。

夜になると、どこからともなく猫たちが集まって、
にゃぁにゃぁにゃぁと、鳴きはじめます。
あるいは、じっと見合ったまま、
キラリ瞳を輝かせ、瞬きしながら会話をします。

にゃ~ん・・どうするにゃん?
 どうするにゃん!
  どうするにゃん!

にゅぁ、にゅぁ、にゅぁ?
  どうするにゅあ?

にょーめっ!にょーめっ!にょめっ!

にょめごと、にゃー!
 にょめごと、にゃー!
  にょめごと森で集会にゃー!てな具合で。

猫たちは、その集会でいろいろな決まりごとを伝えあい、
そして話し合いの合間に、唄も歌い、音楽も奏でました。

集会で、猫たちが使う楽器は、さまざまです。

草笛だったり、木の実をこすり合わせたり、
枯れ枝で、足元にある切り株を叩いてみたり、
草のツルをびよーんと伸ばして、はじいてみたり・・
楽器の中には、細い竹でできた横笛もありました。

その横笛を吹ける猫は、
仲間内でも一目置かれていました。

なぜなら、その横笛には不思議な力があって、
誰でも簡単に音が出る笛ではなかったからです。

白玉の笛
-次回へ続きます-



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プロフィール

美月

Author:美月
家族は、夫と母と愛犬3匹、愛猫3匹、熱帯魚。
2015年春まで都内在住。
2015年春から隣県の実家暮らし。

2017年秋、放置気味のブログをこちらに移行して、ワンコ日記を再開。
再開のキッカケは、きくみみに、弟分(たび)ができたから。

ガーデニングブログも、こちらに移行しました。

【主 now The きくみみ&たび】とは、
【シュナウザーきくみみ&たび】
主人公(主犬公?)は愛犬たちという意味です(^^)

-------------------------
注)
2017年10月以前の記事のページは、3つのブログがこちらに移行されていますので、
記事内容のダブりがあります。
少々ウザイ状態ですが(^^ゞ
リンク先が不明ページも(ここに移行して載せていますので)実は、あるのですょ。


猫の創作話は【駒吉(愛猫の名前)】で綴っています。

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