主 now The きく♥みみ&たび 2006年02月
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23 夜明け

【夜明け】

 
「ノラ、君が疑われているの?」

雨は上がり、夜も明けました。
かすかにセミの声がしてきます。


と、そこへブラッキーが石段を駆け上がって来ました。

「あ、ブラッキー!」

「ヤッタ!ごめんよ!
 ここに居るって聞いたよ。
 会えてよかった!」

ブラッキーの毛は濡れていました。
足は泥水で真っ黒です。

「ひどいよ!ブラッキー。
 いつのまにか、いなくなっちゃうなんてさ!」

「すまない!
 すぐ戻るつもりだったんだ」
 
ブラッキーはノラに(よろしく)と挨拶してから、
渡り廊下の上へ飛び上がろうとして、
その下で、丸くなって寝ているミウを見つけました。

ミウは、毛づくろいに疲れてなのか、
眠りこけていて、ブラッキーに気づきません。
顔もあげず、寝息だけが聴こえていました。

廊下に飛び乗ったブラッキーは、
「ミュミュちゃんが起きたら、帰ろう。
 帰り道に、あのこの家を探さないと。
 ヤッタ、家の人が心配してるだろうな」と、
言いました。

そうだ!・・
旦那さんや奥さんは、早起きだ。
もう起きてる。
僕がいなくて、今頃は大騒ぎしてるかな。
早く帰らなきゃ・・。

ノラが立ち上がり、森の木々を見つめました。
「俺は、もう行くよ」

「ノラ・・、どこへ行くの?」
ヤッタは『この街を出るときは、やっつけてやる!』
と言ったノラの言葉も気になりました。

「ノラ、もしよかったら、僕とブラッキーに話してよ。
 やっつけるって、誰を?
 ゴミを荒らしたのは誰?
 君じゃないなら誰なの?」

ノラは神社の境内にある大きなサワラを見上げました。
「荒らしたのは、あそこにいる!アイツら・・」

神木のようなサワラは、樹齢数百年の巨木です。
上のほうの幾重にも広がる枝の先に、
数羽のカラスがとまっていました。

「なるほど・・あいつらかぁ」
ブラッキーが納得したように言いました。

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雨宿り より

ヤッタはミウを気遣いながら、
チャミの友達猫が言った神社へ向かいました。

神社はすぐに見つかりました。

そこには1匹の猫が、すでに雨宿りをしていました。

ヤッタは、会長猫から聞いたノラ猫族の掟の話を思い出して、
瞬きで挨拶の合図をしてみました。

雨宿り


■□■………22 雨宿りより
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22 雨宿り

第四章 野宿の日々

【雨宿り】

雨は静かに、にょめごと森に落ちてきました。
月の隠れた空が、ピカっと光りました。
遠くで太鼓をたたくような大きな音。
どうやら、雷のようです。

猫たちは、あわてて散っていきます。

そこへ、集会の始まる前にブラッキーに声をかけた、
チャミの近所に住む友達猫が声をかけてきました。

「ヤッタさん、どうしたの?
 早く帰らないと、朝になっちゃうわよ」

「ブラッキーがいないの!
 知りませんか?」

「チャミの家かしら? 一緒に来る?
 案内だけならいいけど・・」

ヤッタはミウの顔を伺いました。
なんだか嫌そうな顔をしています。

「ミュミュちゃん、行こうよ。
 ブラッキーと一緒じゃないと、
 君の家だって探せない」

ヤッタは、泣きたくなりました。
ミウは、もじもじしていましたが、
ヤッタの困った顔を見て、
従うしかないと頷きました。

ヤッタはチャミの友達猫に頼みました。

「僕たち、行きます。
 連れて行ってください」

「いいわ。じゃ、走るわよ。
 付いて来て!」

友達猫はそういうと、駆け出しました。

帰りたいのは、僕のほうだよ・・。
なんてこった・・
ブラッキーったら、約束をやぶるなんて。
ひどいよ・・
ひどいよ、ブラッキー・・。

ヤッタはこっそり泣いていました。
でも、雨が顔にかかって涙はわかりません。

…………………

森を抜け、地蔵様の道に出る頃・・
ミウは何度も転んで、息切れもしてしまい、
友達猫に追いつけなくなりました。
とうとうヤッタの後ろから、泣きだしました。

「ヤッタさん、もうだめです。
 私はもう走れない。
 こんなに走ったことはない。
 それに、足元がぐしょぐしょして、
 うまく走れない」

「ええ?ミュミュちゃん、こんなとこで?
 がんばってよ!」

その瞬間、ピカっと空が光り、
大きな落雷の音が響き渡りました。

「きゃ!」

とうとう、ミウは走るのをやめて、
立ち止まってしまいました。

ヤッタは、先を走る友達猫に声をかけます。

「待って。すみません、
 もっとゆっくり走ってくれませんか~?」

友達猫は振り返り、困った顔で言いました。

「ごめんね。
 ゆっくりなんて、してられないの。
 私も帰れなくなる・・。
 そうだわ!
 向こうに行くと神社があるわ。
 あの石段を上ると、すぐよ。
 そこなら雨やどりできるから」

「そんな・・」

「雨が上がるまで、そこにいたらいいわ。
 ブラッキーに会ったら、伝えてあげる。
 じゃ!」

友達猫はそう言うと、今まで以上の速さで走りだしました。

「まって~!
 もし、ブラッキーに会えなかったら?」

ヤッタの問いかけは、届きませんでした。

なんだよ・・。
こんなちょっとの雨で、あんなに慌てるなんて。
ブラッキーといい、あの友達猫といい・・
ひどいよ。

「行っちゃったよ、ミュミュちゃん。
 雨宿りするしかないね」

ヤッタは、ちょっとふてくされて言いました。
だいたい、ミュミュちゃんがいなかったら、
僕はひとりでも帰れたかもしれないのに。
 
ヤッタがミウの足元を見ると、ミウの毛は、
草の葉や土をつけて固まっていました。
転んだせいで、おなかのあたりの毛が、
とくに汚れていました。

空がまた光りました。
ミウが(怖い!)と瞬きしました。

たいへんだぁ・・。
ミュミュちゃんの毛から、雨が滴ってる。
毛が長いから、いろんなものが付いちゃったんだ。
このままじゃ、ほんとにまずいよ。
どうしよう。

「ミュミュちゃん、大丈夫?
 体をぶるるんって振ってごらんよ。
 こうやって」

ヤッタが体を思い切り震わせて雨を弾き飛ばすと、
ミウも真似して体を振りましたが、
雨はいっそう長い毛に染み込むばかりです。

「大丈夫じゃない。
 足の裏も痛いの。
 なにかが刺さってるみたい」

足の裏に何かが刺さってる?
とにかく神社まで行かなきゃ。

「ミュミュちゃん、痛くても我慢して。
 とにかく、その石段を上ってみよう」

ヤッタはミウを気遣いながら、
チャミの友達猫が言った神社へ向かいました。

神社はすぐに見つかりました。

そこには1匹の猫が、すでに雨宿りをしていました。

ヤッタは、会長猫から聞いたノラ猫族の掟の話を思い出して、
瞬きで挨拶の合図をしてみました。

どうか・・喧嘩猫ではありませんように。

(こんにちは!
 すみませんが、僕らを雨宿りさせて下さい。
 少しだけ、そこに居させて下さい。
 そこに近づいてもいいですか?)

雨宿り


雨宿りをしていた猫は(いいよ)と、
瞬きで合図をしてくれました。

あ・・瞬きで返してくれた!
てことは・・友達になれるんだ!よかった・・。


ホっとしたヤッタは、ミウと神社の渡り廊下の下にもぐり込みました。
廊下の下でも、充分と雨がしのげます。
少し落ち着くと、今度は不安になりました。

どうなるんだろう。
僕は帰れなくなるのかな・・

「ミュミュちゃん・・」

ミウは汚れた体を綺麗にしはじめました。
足の裏に刺さったトゲを取るのに必死です。

「あんたら、そこじゃあ、毛が汚れるよ。
 ここにあがっていいよ。
 ここは、俺の家じゃない。
 雨がやんだら、俺は出て行くつもりだから」

ミウは顔を横に振って、トゲを取り続けました。

「ミュミュちゃん、僕、上に上がるよ?いい?」

「うん。私はここでいい」

「落ち着いたら、あがっておいでよね」

ヤッタはそう言うと、廊下に上って雨宿り猫のそばに行きました。

「どうも。僕、ヤッタといいます」

「そう。俺は、渡り猫。純粋なノラだ。
 人間につけてもらった名前はない」

「そうですか。
 じゃあ、ノラさんと呼びます」

「ノラ、でいいよ」

雨は弱まり、雷の音はやんだようです。
 
「満月だったのになぁ」

ノラが呟きました。
ヤッタも空を見上げました。

「ノラも、集会に出てたの?」

「いや。俺は出ていない。
 それに・・俺が出たら、大騒ぎになっただろう」

ノラは、まったく雨に濡れていませんでした。
ノラの両耳の先には、切れたような傷がありました。
それから背中にも、引っかき傷がありました。

その傷は、かなり古いようにも思われました。
ちょうど、そこだけ毛が生えていません。

ヤッタは、ノラの傷痕をじっと見つめてしまいました。

もしかして・・
ボス猫とケンカしたのかな・・。

すると、ノラが苦笑しながら言いました。

「違うよ。
 今、あんたが何を思ったのか、わかった。
 この傷は、陣地取りの喧嘩をして作った傷じゃない。
 この傷をつけたヤツはね・・」

「え?」

暫し沈黙になりました。

雨がやんで、じんわりと蒸し暑くなってきました。
どうやら、夜が明けてきたのでしょうか。
あたりは明るくなってきました。 

突然、ノラが吐き捨てるように言いました。

「一度ならず、二度までも!
 しかも、寝場所を決めてくれたハンノラを
 カワレ猫にしちまった。
 恩をアダで返すことになっちまった」

「ええ?」

また、暫し沈黙になりました。

森の中で眠っていた小鳥たちの声がしてきました。

「あいつ、俺は絶対許さない。
 この街を出るときは、やっつけてやる!」

突然怒り出したノラの様子に、ヤッタは動揺しました。

「あんたも聞いただろ、集会の、ゴミ箱あらし。
 あれは、俺だ、って思われてる」

「ええ!!!」


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ヤッタの思い より

ノラ猫もハンノラ猫も、シッポでリズムをとり、
寅吉と寅次の吹くチガヤの草笛に合わせて唄います。

会長猫は、何をしているかというと、
寅吉と寅次の横で、両手を上げ下げ、
指揮をとっています。

ゴミ箱の唄


唄いながら、足元にある太い枯れ木を抱えては、
カリカリキュッキュッとツメを研ぎだす猫たちもいます。

まるで、夏の月夜に不思議な音色のオーケストラ。

■□■……… 17 ~命の箱~ゴミ箱の唄より
■□■……… 18 ヤッタの思い、文頭にも挿絵
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21 トミ爺のおまじない

【トミ爺のおまじない】

縁側のすぐ下には、この家のハンノラの為にか、
人間が食べ物を置いていたそうだ。
それを盗み食いすれば、この町からも追い出される。
或いは、この家のハンノラと喧嘩になるだろう。
しかしトミ爺は、どうにもお腹がすいて堪らなかった。
 
「トミ爺は、それを半分、頂いたそうですよ。
 そして、祠に戻って寝たそうです。
 次の日も出かけていって、半分だけ頂いた。
 その皿には、毎日こんもりと、
 美味しい食べ物が用意されていたそうです」

「へぇ・・」
ヤッタは、トミ爺が申し訳なさそうに食べている様子を思い浮かべていました。
そこへ、寅吉だけが戻ってきて、会長猫に何かを耳打ちしました。
会長猫が頷くと、寅吉はまたどこかへ行ってしまいました。

「会長さん、それで?
 トミ爺はどうしたの?」

ヤッタは、すっかり会長猫の話に夢中になっていました。

「そう、続きですな」

・・トミ爺は、夢を思い出した。
これが幸運なら、ずっと続いて欲しいと祈ったそうだ。
  
トミ爺は、誰のために置いているのか知りたくて、
祠に戻らず、縁の下に潜って様子をみた。
すると、その家の人間が、毎朝、
「トミキチ、トミキチ」と言いながら、
食べ物をお皿に置いている。
老いた人間も、若い人間も、小さな子供も、
「トミキチ、帰っておいで」と言いながら、
食べ物を縁側の下に置いていたそうだ。
  
トミ爺は、ある日、その家の人々の前に現れた。
盗み食いをしていたのは、自分だと教えるために。
旅に出る前に、一言お礼とおわびを言いたかった。

家の者が近づいても逃げずに、じっとしていた。
トミ爺を抱きあげた子供が嬉しそうに言ったそうだ。

 『こいつ・・逃げないよ』

家の者が口々に言ったそうだ。

 『トミキチはどこへ行っちゃったのかしら?』
 『お前、トミキチになるか?』
 『そういえばトミキチに似てるわ』

家の者は、トミ爺を抱いて、部屋の中で食事をさせてくれた。

 『トミキチも、どこかで飼われて、
  親切な人から、ご飯を頂いていますように』

家の者たちは、そう言っていたそうだ。
トミキチ、という猫は、いつまでたっても帰らなかった。
トミ爺は、いつのまにかトミキチという名前を貰っていた。

「いや、トミ爺が言ってました。
 あの家と縁があったのは、
 先住猫トミキチさんのおかげだと。
 夢のおつげのとおりですな。贈られたのですよ。
 
 トミ爺は、生まれて初めてコタツに入って寝たそうで。
 あのときの安らぎは生涯忘れないと語ってましたな。

 それから、ハンノラ生活がはじまったのです。
 18年の生涯のうち、15、6年は、あの家で暮らしたのですな。
 しかしトミ爺は、自分が野良猫だったことを忘れなかったのです。
 私たちの記憶は、毎日繰り返し覚えない限り、
 ヒトツキで消えてしまうと言われておりましてな(笑)
 ・・忘れないよう、あの地蔵の祠まで散歩して、
 おまじないをしていたのですな」

そっか・・
トミ爺のおまじないって・・、
次のだれかに幸せを残していくことだったんだ!
そして人間の家族に、また新しい仲間を迎えてもらうために、
挨拶をしたのか・・。
ヤッタはみょうに感動してしまいました。

トミ爺の家では、トミ爺がいなくなっても・・
きっとまた僕らの仲間を迎えてくれるかもしれない。
縁のある誰か、ノラがハンノラになって幸せになる。
今夜、トミ爺の夢を見た猫・・。

(そういうことか。
 トミ爺、僕も言うよ。
 おめでとう・・)

ヤッタは、なんだか嬉しい気持ちになりました。

会長猫がそこまで語ると・・ポツ・・プツ・・
森の中で、何かが小さく弾けるような音がしました。

「雨だにゃ~ん!」誰かが叫んでいます。

ポツリン・・とヤッタの鼻にも、雨の雫が落ちました。

「おっと!ヤッタくん、雨ですな。
 私たちは、帰らないとまずいですぞ。
 ハンノラは、お印がなくなると、
 道に迷って帰れなくなります。
 ブラッキーくんとすぐにお帰りなさい。
 ミュミュさんも!
 ではでは、さようなら!」

会長猫は、飛び跳ねるようにして、広場から離れて行きました。


ミウがヤッタの顔を恨めしそうに眺めています。

あれ!!!
ブラッキーがいない!

広場から散っていく猫たちのなかに、
ブラッキーの姿がありません。

「ブラッキー!
  ブラッキー!」

ヤッタは、大声で呼びましたが・・



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20 野良猫トミ爺

【野良猫トミ爺】


ヤッタは会長猫の話を興味津々で聞き始めました。

寅吉と寅治は、どこかへ行ったようです。
いつのまにか、いなくなっていました。

「トミキチさんの・・
 いや、私もヤッタくんのように、親愛を込めて、
 トミキチさんをトミ爺と呼びましょう」

会長猫の話…。

「トミ爺は、この町のずっと先にある町から来た猫で、
 野良猫の生まれだったのですな」

大人猫になりかけた、ある日のこと、
その界隈を縄張りにしていた親父猫、
つまり、トミ爺の父猫と揉めてしまった。
トミ爺は、ノラ猫社会の掟を破ってしまったそうだ。

「・・これまた、ゴミあさりが原因だったのですな。
 ヤッタくん、
 この町にも、坂の上、坂の途中、坂の下に、それぞれ、
 その周辺のノラ猫たちが選んだボス猫がいるのですよ。
 集会にも、たま~に来ておりますがな。
 しかし、ここでボスたちが顔を合わせても喧嘩にはなりません。
 この森だけは、誰のものでもない場所ですからな」

「会長さんは、ボスじゃないの?」

「まさか。私はボスじゃないですよ。
 この集会で、ノラ族のボスたちと、
 ハンノラたちから選ばれた統括長です。

 ハンノラには、地区を治める権限はないですからな。
 しかし、ボスたちの縄張りに無関係なハンノラ族から、
 集会の会長は選ばれるのですよ。
 ハンノラは中立猫、というわけで。
  
 今度のドラマサくんの事件も、坂の下のボスからの苦情でしてな。
 私が、まずは調べて、真犯猫に注意をするわけですよ。

 まぁ、そんな掟があるのですな。
 では、話をトミ爺さんに戻しましょう。
 ヤッタくん、時間は大丈夫ですかね?」

「あ、・・はい」

ヤッタは、ブラッキーの姿を目で探しました。
あちこちに、数匹の猫たちが集まって雑談をしていましたが、
なぜか・・ブラッキーの姿が見えません。

でも、ヤッタは会長猫の話に興味がありましたから、
そのまま聞いていました。

(ここで待ってろと言ったのは、ブラッキーだもの)

会長猫はトミ爺の話を続けました。

「まず、ノラ族の間では、その界隈のボスが、
 最初にゴミ箱を調べるのが掟なのですよ。
 あるいは、獲物を捕るにも」

ボスが調べたところには、印(尿)をつけて移動する。
ボスの印は、よそ者以外は判るそうだ。
ミウチ猫は、その日にボス印のついた場所から、
獲物やご飯に手をつけてもいいわけで・・。

「それは親子といえども、
 守らにゃいけない外猫族の掟なのですな」
会長猫は短い右手で口ヒゲをなでました。


「ところがですな・・」

若いトミ爺は、ある朝、
それを無視して、ボス猫(親父猫)より先にゴミあさりして、
そこにあったパンくずを食ってしまったそうだ。

親父猫が、ボスの座を若いトミ爺に譲るにしても、
・・親父猫だって、まだ若かった。
まだまだボスの力はあった。
その時のボス候補は他にもいたらしい。
親子といえども、決闘でもして決着させないと、
周りが納得しなかったそうだ。

どちらかが、耳を咬む。
咬まれた方が負けとなる!
負けた方は、一気に格下げ。
ボス猫候補の子分にまでなってしまうそうだ。

「いやぁ、親子が逆転することは珍しくないことで」

会長猫は、耳のあたりを右手で掻きながら言いました。

しかし・・ 
親父猫は、息子猫トミ爺の耳を咬むなんて、できなかった。
トミ爺も、親父猫の耳を咬むことができなかった!
トミ爺は、こっそり町から出て行ったそうだ。

「ヤッタくん、
 私はその話を聞いて泣きましたねぇ。
 ノラ族社会じゃ、親をも蹴落とす・・
 そんな世界なのですよ。なのにねぇ」
 
 
トミ爺は、どこへ行っても、
親父猫のような先住猫のボスに従うしかなかった。
若い猫が、ボス猫に挑戦して負けて、
惨めな気持ちで町を出て行く姿も見たそうだ。
  
トミ爺は毎日、ボス猫のあとから、
ゴミ箱の食べ物をあさっていた。
一緒に遊んだ仲間でも、
ご飯時には家に帰るハンノラ猫が、
羨ましいと思っていたそうだ。
 
「わかりますなぁ。ヤッタくん・・」
会長猫の瞳がキラリンと光り、涙目になりました。


トミ爺が、この町に来たのは、寒い冬だった。
この森の神社をねぐらにしていたそうだ。

ある晩、満月を眺めながら、
食べるものが無くて、おなかをすかせて、
切ない思いをしていたトミ爺は、
祠の中でこんな夢をみた。

天命をまっとうした猫たちは、
お地蔵さんの案内で月に昇る。
星になる。
月灯かりをたよりに、
地蔵の影を踏んで逝くのだ。

そして、その夢を見た猫は・・

 ………………… 

月夜の晩に祈りなさい。

幸運な猫が、月に昇る晩には、
幸せの影が足元に落ちてくる。

どうか、どうか、いつの日か、
幸せな野良猫になれますよう。

勝手気ままに町歩き、
ご飯時には、帰る家。
迎えてくれる人の家。

その幸運は月夜の晩に訪れる。
天に召された仲間から、
引き継ぐ運の贈り物。
遠慮なく、頂きましょう。
 
そして、いつか、いつの日か、
わが身が天に昇る時、
最後の時を迎える晩に、
名も無きノラに贈りましょう。

その安らかな運命を。
幸せになれた幸運を。

地蔵の影を踏んで逝く。
幸せな野良猫の影は伸び、
夜空を眺めた孤独な猫が、
きっときっと、必ずや、
それを見つけることでしょう。
縁ある家を見つけるでしょう。

名も無き猫に、幸運を・・。

 ………………… 


トミ爺が目を覚ますと、見えたそうだ。
月に昇る猫の影。

「たぶん、トミ爺が言っていたのは、
 あんな影だったのかもしれませんな」



トミ爺は、思い切って坂の上の住宅地に向かった。

一軒家の縁側の下から、食べ物の匂いがしてきた。

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月の影 より

会長猫の叫び声で、残っていた猫達が夜空を見上げました。
月は不思議な影に包まれていました。

ああ!あれは、トミ爺だ!
ヤッタは、月を覆うその影が地蔵さんの影と重なったトミ爺の姿だと、
はっきりわかりました。

月の影

寅吉がヤッタに言いました。

「トミ爺さんは、常々言っておられました。
 『月夜の晩に、お地蔵さまの影に乗って、
  月に登りたい、それが本望ですじゃ』と。
  まっとうしたようですね。
  満月の夜の集会に、おまじないをしたのですよ」

「おまじない?
 どんなおまじまいをしたの?」

 19 月の影 より
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19 月の影

【月の影】

ゴミ箱の唄

ぅ~にゃにゃぁ~♪

唄が終わると、指揮者のように手を振っていた会長猫が、
空を見上げて呟きました。


雨が来ますな・・

あたりがちょっと暗くなりました。
 
「さて、皆さん、
 ドラマサ君の事件はお知らせしました。
 では、楽しいお見合いを始めて下さい」

猫たちは、大きな輪を崩しはじめて、
小さな集団をつくりはじめました。
そのまま残る猫もいれば、街の方へ帰る猫もいました。

ブラッキーは、唄が終わると同時に、
チャミ(妻猫)の友達のところへ行ったようです。
ヤッタの隣には、ミウがちょこんと坐っていました。

「お見合い・・僕、興味ないよ」

「私は、おうちに帰りたい」

「おうち、見つかるといいね。
 来た道を戻ればいいことだよね。
 大丈夫。ブラッキーが探してくれるよ」

赤いリボンの母娘猫が、ヤッタの所に来ました。
母猫は、ヤッタに何度も頭を下げながら言いました。

「ヤッタさん、先ほどは取り乱してしまい、
 すみませんでした。
 どうぞ、お気になさらないで下さい。
 私には、もうひとり娘がおりまして、
 そのこは今も行方不明なんです。
 たったひとりで・・
 どこでどうしていることやら。
 そのこに比べたら、まだまだ、
 このこは私といる分、幸せなんです」

ヤッタは母猫がますます哀れに思えました。

「おばさん、僕は何もできないけど、
 会長さんと何か考えます。
 僕、娘さんに何かしてあげたい。
 だけど、僕のうちはマンションの4階で、
 とても危ない道を通るんだ」

「その、お気持ちだけで嬉しいです。
 では、私達は帰ります」

「あ、どこへ帰るんですか?」

「魚屋のドラマサさんのお隣に、
 八百屋の桃子バァの家がありまして、
 そこに寝泊りしております」

「桃子バァ?
 そう言われても、僕には解らないよ。
 ドラマサさんの家も知らないんだ」

母猫は寂しげに微笑んで「いいのですよ、知らなくても」
そう言って、森を抜けて行きました。

ヤッタの頭に、ブラッキーの言葉が浮かびました。

『あの母娘猫のようなノラ猫は、いっぱいいるんだ。
 けっこう逞しく生きてるよ。
 大丈夫だよ。
 それに、仕方の無いことなんだ。
 あの母娘猫だけに親切にするってことは、
 それもまた、難しいことなんだ』

ヤッタは母娘猫の後姿を見つめながら、ふと・・
トミ爺を思い出しました。

そういえば・・トミ爺はどうしただろう。
挨拶もなかった。
ここへ来たはずなのに・・

ヤッタは気になりました。
帰ろうとする猫たちのなかに、
会長猫と寅吉と寅次の姿が見えました。

聞いてみよう・・。 
ヤッタは会長猫のそばに駆け寄って、尋ねました。
ミウもヤッタについていきました。

「トミ爺さんは、来てませんか?」

ヤッタの問いかけに、寅吉が答えました。

「それが、トミ爺さんは、来なかったのですよ」

寅次が言いました。

「これから長老さんの家へ行くところです。
 今夜、来れなかったということは・・」

会長猫が言いました。

「天に昇られたのかもしれないですな」

ええ!

「あの、僕、
 地蔵さんのところで、トミ爺さんと会いました。
 トミ爺さんは、ブラッキーと話をしました。
 それから、トミ爺さんは、お地蔵さんの影を・・
 もしかしたら・・
 あの地蔵の影をふんじゃったから・・」

ヤッタがそこまで言うと、会長猫は驚き、
あわてて夜空を見上げました。
そして叫びました。

「おぉ!見える!トミキチさん!
 トミキチさんが旅に出ました!」

会長猫は大きな声で言いました。

「皆さん!トミキチさんが挨拶をしておりますぞ!
 ほら!
 皆さん!夜空を見上げて御覧なさい。
 トミキチさんは、影を踏んでいったのですな!
 皆さん!
 瞬き信号をトミキチさんへ送って下さい。
 おぉ!
 おめでとう!トミキチさん!」

会長猫の叫び声で、残っていた猫達が夜空を見上げました。
月は不思議な影に包まれていました。

ああ!あれは、トミ爺だ!
ヤッタは、月を覆うその影が地蔵さんの影と重なったトミ爺の姿だと、
はっきりわかりました。

月の影

寅吉がヤッタに言いました。

「トミ爺さんは、常々言っておられました。
 『月夜の晩に、お地蔵さまの影に乗って、
  月に登りたい、それが本望ですじゃ』と。
  まっとうしたようですね。
  満月の夜の集会に、おまじないをしたのですよ」

「おまじない?
 どんなおまじまいをしたの?」

トミ爺・・
これが、みんなに挨拶するってことだったのか・・
ヤッタは月を覆っていく猫の影を見つめていました。
あんなにチクチク光っていたお月様が、
すっかり雲に覆われようとしています。

「ヤッタくんが教えてくれたおかげで・・
 トミキチさんのおまじないは叶いますな。
 トミキチさんの、おまじないというのはですな、」

会長猫は切り株にもたれ、懐かしい思い出を語るかのように、
語りだしました。

森を去った猫たちも、その帰り道に、
月にかかった不思議な影を見つめていました。
にょめごと森は、少しずつ闇に包まれていきました。
 
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18 ヤッタの思い

【ヤッタの思い】


♪ん にゃぁ ぅ~にゃにゃぁ~

ゴミ箱の唄

猫たちの唄を聴きながら、ヤッタは思いました。

ヤッタは初めて気がつきました。
自己紹介で好物の話をした時に、
誰も笑ってくれなかった理由。

僕は家の中のゴミ箱を倒して遊んだことがある。
ここに集まる仲間のなかには、
ゴミ箱の中に入ることが命がけって猫もいるんだ。
ノラが最高、なんて唄っているけど・・


・・ミューと普通に話していたこと・・、
ここでは、そんなことを言っちゃいけない。 

あんな痩せた子猫を抱えた母猫の前で、
僕は、ミルクが飲み放題だなんて言ってしまった。
どんなに恨めしく聞こえたことだろう。

あの娘さんにもミルクをたくさん飲ませてあげたい。
でも・・
僕の家に連れて行ったとしても・・。
旦那さんや奥さんは、優しい人達だ。
だけど・・
どうやって連れていけるの?
あんな危ない手摺を歩かせて・・
僕だって苦手な手摺なのに。

ヤッタは、自分が何もできないと思うと、
哀しくて、だんだんと俯いてしまいました。
猫たちの楽しげに歌う唄が、辛い唄に思えてきたのです。
ブラッキーが、そんなヤッタの顔を覗き込んで言いました。

「僕がちゃんと言わなかったからね。
 食べ物の話は、みんなの反感をかうって。
 ごめん。
 だけどヤッタ、気にするな。
 あの母娘猫のようなノラ猫は、いっぱいいるんだ。
 けっこう逞しく生きてるよ。
 大丈夫だよ。
 それに、仕方の無いことなんだ。
 あの母娘猫だけに親切にするってことは、
 それもまた、難しいことなんだ。
 誰かを特別にするってことはね、
 いいことでも反感をかうんだよ。
 わかるよな?ヤッタ」

「でも・・」

「いいかい?ヤッタ、
 君は僕の話を聞かないで行動するよ、ね?
 まだ、ちょっとしか君のことは知らないけど、
 ここに来るまでの間に、なんとなくわかったよ。
 自分で判断して決めることはいいことだ。
 でも、僕が君に言ったことはね、
 僕が経験したことで、よかれと思って言ってることなんだ。
 僕が失敗したことでもあるんだよ。
 行動する前にさ、僕が言ったことを思いだしてくれよ」

「うん」

「だけど、君の考え方は間違ってないよ。
 君なら、うまくいくってこともある。
 それは覚えておいて欲しい。
 僕が失敗したことでも、
 君なら成功するってこと、必ずあるからさ。 
 ようは、行動するときは慎重にってことさ。
 自分の命は一つだけ。
 なくしたら、もうオシマイなのだからね(笑)
 あ、僕、この唄が終わったら、
 あそこにいる彼女の友達に、彼女のことを訊きにいくよ。
 来れなかった理由とか。すぐ戻るから、ね?」

「うん」

「お見合いに興味がないなら、
 僕と一緒に彼女の家に行こう」

ヤッタが頷くと、ブラッキーは再びみんなと唄い始めました。

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17 ~命の箱~ゴミ箱の唄

【~命の箱~ゴミ箱の唄】

命の箱

♪~命の箱~

 お日さまが ぼくらにサヨナラする時
 それは ゴミあさりをしてもいい合図
 お月さまは ぼくらの味方だにゃん~
 ゴミあさりを見守る~ぅにゃぁ

 ん にゃぁ ぅ~にゃにゃぁ~

 誰のものでもない宝もの、さがし~
 生きていくための宝もの、さがす~
 ゴミ箱は~ゴミ箱は~命の箱だにゃ!
 頭は突っ込み~ 尻は出せ~うっにゃ
 ゴミ箱の中には 体全部を入れるにゃ
 
 ぼくらの命は 細く長く続くぅ~にゃ!
 あたしらの命は 闇夜でつなぐぅにゃ!

 ん にゃぁ ぅ~にゃにゃぁ~
 ん にゃぁ ぅ~にゃにゃぁ~

 ん にゃぁ
 ぅ~にゃにゃぁ~
 ぅ~にゃにゃぁ~

ノラ猫もハンノラ猫も、シッポでリズムをとり、
寅吉と寅次の吹くチガヤの草笛に合わせて唄います。

会長猫は、何をしているかというと、
寅吉と寅次の横で、両手を上げ下げ、
指揮をとっています。

唄いながら、足元にある太い枯れ木を抱えては、
カリカリキュッキュッとツメを研ぎだす猫たちもいます。

まるで、夏の月夜に不思議な音色のオーケストラ。

ゴミ箱の唄

ブラッキーも唄っています。

ヤッタは思い出しました。
家の中で、面白半分にゴミ箱に頭を突っ込んだ時に、
人間の奥さんは、あわててミルクを出したのです。
ヤッタの大好きなミルクです。

僕は・・

_________________________
 
ゴミ箱は宝の箱

 ♪ん にゃぁ ぅ~にゃにゃぁ~
 
 こんや残飯あさっても~
 あさって どうなる
 わからない わからない

 だぁれも保証はしてくれない
 ぼくらの~
 あたしらの~
 命~
 ごはん~
 
 散らすな~残すな~
 ぼくらは奇麗好き~

 ん にゃぁ ぅ~にゃにゃぁ~
  
 カワレより、ハンノラ~
 ハンノラより、ノラにゃん!

 ノラにゃん!より、ハンノラ~
 ハンノラより、ノラ!ノラ! 
 にゃん!

猫たちは輪になって、楽しげに唄っていました。

その輪から遠く離れた木々の隙間から、
集会のようすをずっと伺っている猫がいました。
しかし、唄い始めた猫たちは、誰も気がつきません。
 

「カワレより、ハンノラ~
 ハンノラより、ノラノラ・・かぁ。
 いい気なもんだ・・。
 どうせ、俺はよそ者の悪さ猫だと疑われたのさ。
 それなら、それでもいいさ・・」

そう呟きながら森を抜け、自分のねぐらへと帰って行きました。
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プロフィール

美月

Author:美月
家族は、夫と母と愛犬3匹、愛猫3匹、熱帯魚。
2015年春まで都内在住。
2015年春から隣県の実家暮らし。

2017年秋、放置気味のブログをこちらに移行して、ワンコ日記を再開。
再開のキッカケは、きくみみに、弟分(たび)ができたから。

ガーデニングブログも、こちらに移行しました。

【主 now The きくみみ&たび】とは、
【シュナウザーきくみみ&たび】
主人公(主犬公?)は愛犬たちという意味です(^^)

-------------------------
注)
2017年10月以前の記事のページは、3つのブログがこちらに移行されていますので、
記事内容のダブりがあります。
少々ウザイ状態ですが(^^ゞ
リンク先が不明ページも(ここに移行して載せていますので)実は、あるのですょ。


猫の創作話は【駒吉(愛猫の名前)】で綴っています。

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